interview no.94 teamFrogMan
 
    teamFrogManとはどんなユニットですか?

(相澤)作演出・相澤祥子、音楽・小澤時史のプロデュースユニットで、作品ごとにキャストさんをお呼びして公演を打つというスタイルでやっています。
(小澤)同感です!
(相澤)基本的に稽古は私が進めて、小澤はたまにきてみんなの士気をあげる係。
(小澤)稽古場楽しくしたい派ですからね。
(相澤)それは私もです。あとteamFrogManは自由!
(小澤)自由というのは、基本的に同世代が多いですね。
(相澤)若手が多いから、それゆえの強みはあると思います。
(小澤)みんなから意見も聞けるし、風通しもいいですね。…というユニットであります!(笑)


    団体名の由来は?

(相澤)teamFrogManの最初の作品が「レイニーディブルー」という雨のお話しなんですけど、その「カエル」という登場人物がメインキャラクターだったので。もとは1回きりのつもりで、ちょっとかっこつけて「teamFrogMan」という名前にしてみました。
(小澤)あと語感もありますよね。どれがかっこいいかって二人で話し合って。
(相澤)私が案を出して、決めてもらった感じですよね。
(小澤)劇団じゃないから、「team」かなって。あと、「FrogMan」って、定着するよね!
(相澤)したね!自然とね。
(小澤)みんなに定着するといいな、ということで決めました!
(相澤)きれいにまとめたね。(笑)


teamFrogMan Vol.01「レイニーディブルー」より

    お二人がこのteamFrogManを始めたきっかけは?

(小澤)「小澤先生、ミュージカルやりたいよー!」って、言われました。
(相澤)もともと私、東京音大のミュージカル研究会で作演出をやっていて、そこを出てからあまりそういう機会がなかったので、そろそろやりたいなっていうときに、小澤先生と会ったんです。「ちょっと一緒にやってみませんか?」って言いました。(笑)
(小澤)一回みんなでサイゼリアに集まって話しましたね。
(相澤)レイニーディブルーのスタッフでね。こういうシーンが作りたい!っていうのが先に出ましたね。
(小澤)最初の頃は、曲を書いていても正解がわからないシーンがあったんですけど、最近は、わからなくても乗っかれば正解が見えるんだろうなっていうときがあります。今日の稽古みたいに。
(相澤)正解だったでしょ?(笑)
(小澤)正解だった。すーごいかわいかったあの二人!(笑)
(相澤)でーしょー!
(小澤)あと、相澤さんとは同じキャラなんですよね。一緒に仕事していて、なんでも言い合えるし、お互い恋心を抱かないし、共同作業者としてね。仕事に集中できる関係なんですよね。

    teamFrogManの作風とは?

(相澤)これまでの1作目2作目は、現実世界でファンタジー要素が絡んでくるような作品で、現実の等身大の自分に起きたら素敵だなと思うようなことが、具現化できたらいいなと思って、作品を書いてきました。
今回の3作目は、超どファンタジーなんだけど、今までの基盤はやっぱりどこかにあって、見ている人が感情移入できるような、日常的にあるような、悩みだったりとか、想いだったりとかがあるので、今までの作品のような感覚はあると思います。
一貫しているのは、やさしい作品を作りたいなと思っています。絵本を1ページずつめくって読み進めていく、あのやさしい感覚を作品に出せたらいいなと思って作っています。
(小澤)僕は、音楽によってシーンの印象が変わるので、作風がより強調されるように気をつけています。そのうえで、誰でも歌いやすいような、耳なじみのいい曲になるようにしています。
(相澤)あとはハッピーエンドですね、一貫していることは。
(小澤)お客さんをハッピーにさせたい部分はあるね。
(相澤)爽やかに終わりたいですね。「明日からもがんばろう」とまではいかないけど、ちょっと前向きになれるような爽やかさがありたいです。
(小澤)「明日、楽しいよ!」って言われたらちょっと暑苦しいけど、ちょっとだけ肩叩かれるくらいの方が、ちょうどいいのかなと思いますね。


teamFrogMan Vol.02「KingFisherGIRL」より


    今後は?

(相澤)今までも、これからもそうですけど、無理の無いペースで。
(小澤)今後をあまり考えないんですよ。(笑)
(相澤)そう、考えない!公演が終わって、ちょっと経って、こんなのがやりたいっていうのをまた考える。そういうスタンスで来たからこそ、2回3回と続いているのかもしれないですね。
(小澤)自分たちがやりたいと思っているときに、やりたいことをやれる場所ですね。います。


    今回の作品のみどころ

(相澤)teamFrogMan史上、最多の役者数、最多のキャラクターですね。
(小澤)あと、いろんな畑の人がいます。
(相澤)そうだね!ミュージカルの人もいるし、ストレートの人もいれば、声優さんをやってる人もいます。
(小澤)そんないろんなスペシャリストがいるからこそ、盛りだくさんな事を、それぞれが妥協しないでやってるから、全部を楽しみに見にきていただきたいですね。
(相澤)おたのしみに!今後もteamFrogManをよろしくお願いします!


左=作・演出:相澤祥子 右=音楽:小澤時史

 

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