interview no.119  東京ジャンクZ
 


東京ジャンクZとは
2013年に早稲田大学演劇研究会を母体として旗揚げ。
「ステージパフォーマンスを主軸としたエンターテインメントをあらゆる形で展開し、人々に熱い興奮と素晴らしい希望をもたらせるような最高な一時を生み出す」という使命の下、公演活動を行っている。
これまで早稲田を拠点として公演を行っていたが、2016年7月上演の『サスペンデッドアワー2』が劇団本公演としては初の外部劇場進出となる。


★東京ジャンクZの主宰・畑田哲大に聞いてきました!

    東京ジャンクZはどんな劇団ですか?

早稲田大学演劇研究会(通称:劇研)っていう早稲田の演劇サークルを母体にして2013年に旗揚げた劇団です。今までずっと早稲田を拠点に公演をやってきて、この度初めて外小屋で本公演を上演します。派手なスケールと濃密な会話を施して観客も思わず世界を“体験”してしまうような本公演、大きな芝居で目を引き歌ありダンスありアクションありのエンタメ作品、ジャンクZ流B級ヒーローショー、お客様の笑いだけを求めたハチャメチャな新喜劇まで、お客様をただただ興奮して楽しんでもらうために、ライブ感を大事に色んな事をやっています。
“来たら絶対に楽しい。観に行った事を自慢したくなる。また必ず行きたくなる。”そんな劇団版のディズニーランドを目指してます!


    なんで劇団をやろうと思ったのですか?

そもそも僕がやりたかったことというのが、作品に“出たい”というより”創りたい”で。けどそれをやるには僕一人が頑張ってもしょうがなくて、一緒にやってくれる仲間だったり集団がいないと出来ないことだと思ってます。そういう意味で劇団というのは効率は悪くても一番ベストなスタイルですよね。
ただまあ、現実的なことをいうと、母体だった早稲田の劇研ってところはルール的に劇団を創らなきゃいけないサークルだったので、そういう現実的な事情も半分あります(笑)。まあ、就職もしてないですし逆に他にやりたいことも何もないので…、劇団を主軸とした生活をしています。



    過去にはどんな作品を創られてきたんでしょうか?

最初にも少し紹介したのですが公演形態が幾つかあって、 ちゃんとストーリーがあってお芝居重視でやる本公演と、僕が演劇に入ったきっかけが吉本新喜劇が好きで月1回は観に行っていたこともあって、ある種の原点回帰でただただギャグやネタを見せるジャンク新喜劇っていう番外公演、あとは、前回は劇場でなく健康ランドで行ったのですが、歌ったり踊ったりアクションしたりするのがメインのショー公演の3つがあります。本公演もノンフィクションを題材にしたようなシリアスな話からエンタメ重視の物語まで幅広くやっています。が、よく失敗してます(笑)。作風は割と幅広く面白そうだなってもの何でもやってみています。ただ逆に、演劇として芸術性の高いことだとかそういうことは全くやってないです。僕らには出来ません(汗)。



    劇団のいいところ!悪いところ!を教えてください。

(いいところ)
頭が悪いところ!つまり、何も臆せずなんでもやってみようという精神で、そのハートがあったから掟破りの作品もできましたし、健康ランドでショーもやるなんてこともできて・・・(笑)皆が皆いい意味で大人っぽくないので、まずはやってみようというところに落ち着くのがいいところです。
(悪いところ)
言ってもやっぱ、頭が悪いところです。誰も客観的に冷静な判断をできないことが多々あるので、気付いたら大赤字になっていたり周りに迷惑ばっかかけてたりします。

    d-倉庫で上演される作品はどんな作品になりますか?

今回上演するのは、2014年の11月に第3回公演として上演された『サスペンデッドアワー』って作品の第2弾になります。『サスペンデッドアワー』はジャンクZ版のルパン三世をやってみようというところから始まった痛快アクションエンタメみたいなものでして。それがお客さんに非常に好評でして、ぜひ続きが見たいとか、シリーズ化して違う話をやってほしいという声を多く頂いたんです。今回初めて外小屋での本公演で、満を持してそれを上演する運びになりました。第1弾は劇団員だけの公演だったんですが、今回は外部から様々な客演さんを迎えまして、大いに盛り上げたいと思います。正直、身の丈に合っていないような諸先輩方もお呼びしまして…、相当派手に、ここまでやるかっていうほど派手で無茶苦茶なエンタメをやろうと思っています。きっとスカッと楽しめるやつです。きっと夏祭りみたいになると思います。きっと。

   


    最後に、読んでいる人に向けて一言お願いします。

d-倉庫さんのこの僕らのページを見てるなんて、よっぽどマニアックというか、よく調べてる方なんだなと思います(笑)。これも何かの縁だと思いますので、これを機に一度ジャンクZに遊びに来てみてください。有難いことに少しずつ認知して頂けているようで、“名前はよく聞く劇団”なんてよく言って頂くのですが、“名前は聞くけど観た事は無い”って方が大勢みたいなので…、どうかその最初の一歩を7月に日暮里で!!お待ち致しております。

   


東京ジャンクZ
『サスペンデッドアワー2〜追い掛ける瓦礫の記憶〜』
日程 > 7/27(水)~31(日)
z.tokyojunk@gmail.com
tokyojunkz.com

7/27(水)19:30
 28(木)19:30
 29(金)14:00/19:30
 30(土)14:00/19:30
 31(日)12:30/17:00