interview no.114  劇団KⅢ
 



■劇団KⅢ
桜拳之助の世界観を実現させるため、2012年発足。
1年の準備期間を経て、2013年5月に中野ザ・ポケットにて旗揚げ公演「桜花風龍伝」を行う。
拳之助の感覚的発想を元に、音楽・ダンス・殺陣を取り入れた誰でも楽しめるエンターティメント作品を目指す。
第二回本公演「罪忍」では、舞台では敬遠されがちな武器を使用した殺陣や、台本をもとに制作したテーマソングなどが高く評価され、満員御礼で幕を閉じる。 
「桜花風龍伝」「罪忍」「八重咲ク」は三部作として構成され、本作品「八重咲ク」にて完結とされる。



●座長 拳之助、今回の各チーム主演 森脇公也さん、青木たかひろさんにお話をお伺いしました。


    「劇団KⅢ」ってどんな団体ですか?

拳之助(以下「拳」):どうー・・・なんですかね?(笑)どうですか?
森脇(以下「森」):僕は旗揚げ公演の「桜花風龍伝」から参加させていただいてて、今回で3回目の参加で、なんていうか・・・アットホームっていうか・・・ホーム?(笑)家族みたいな環境下でやらせていただいているので、単純にやりやすいですよね。楽しいし。 その中でも客演さんや、劇団員の方、いろんな人がいるので、すごく勉強になります。いろいろ盗めるものもあるし。
拳:尊敬している人とかいるの?
森:そりゃあ座長ですよ!
拳:お前の顔。(笑)
森:(笑)いや、でもやっぱり、劇団員の方は尊敬してますよ。
拳:たとえば?
森:た、たとえば?!(笑)えーっと・・・そうですね。劇団員の方は劇団業務とかあるじゃないですか。 いろいろ大変だと思うんですけど、お芝居でもすごく魅せてくれる。
拳:そうかなぁ?
森:いや、稽古中はわかりませんよ?(笑)でも本番はやっぱりすごいなぁって思います。稽古中でも次の稽古ではガラっと変わった芝居をみせてくれたり。すごくふり幅が大きいなって感じますね。
拳:なるほどねー・・・。青木君は?参加してどう?
青木(以下「青」):いやぁー、僕は楽しみで楽しみで!!稽古を待ちわびてました!
拳:うそつけ!(笑)
森:言葉が死んでる(笑)
青:僕は嘘とか言わないんで!!(笑)僕は、副座長浩之助さんが演出されたKⅢさんの番外公演「君がくれたもの。」、前回の「罪忍」に出演させてもらって、今回、すごく楽しみにしていました!
拳:・・・大丈夫?(笑)
青:はい!!!!
拳:で、うちの劇団ってどう?
青:毎回稽古に来る度に思うのは、稽古場がいい緊張感に包まれてますよね。
拳:そうかな?
青:僕的にはですけどね。やっぱり殺陣とかって、基礎からやってる方にはつけや・・・付け焼刃?
拳:うん、付け焼刃。(笑)
青:そう、付け焼刃ではかなわないなって。基礎からやってる劇団っていうのは尊敬しますし、僕自身も本気でやらなきゃって思わされますし。だから・・・本当に・・・いい稽古場で、いい劇団さんだと思います!
拳:なにを誇らしげに。言ってやったぞみたいな顔して。これ、顔映んないからね。(笑)
青:はい!!!
森:(笑)

    劇団KⅢでは初めての客演さんが主役ですが、お二人はどのように感じてますか?

拳:旗揚げ、第二回本公演は劇団員が主役をやってたんだよね。 劇団を発足したとき、「主役は劇団員」って決めたはずなんだけど・・・もう破られちゃった。(笑)
森:でも、五百厘さん(劇団員:青木五百厘)も主役ですよね?
拳:一応ね。こじつけのように。(笑)青木はヒロインって感じじゃないからなあ。だから今回、男女で主役がいて、別にヒロインも存在するっていう不思議な感じの作品になってる。
青:そういわれるとそうですね。不思議(笑)
拳:まぁまぁ、でもうちの芝居は男芝居だからね。幕開けは男で、幕閉めは女。
森:そうですね。旗揚げも第二回公演もそうでしたよね。
拳:男が話を進めて、女が話を支えていく。なんか九州男児みたいだよね。脚本・演出の浩之助は東北出身なのに。あ、でも青木は九州出身だからちょうどいいのか(笑)今回二人はどうやってひっぱっていこうかな、とかあるの?主役として。
森:僕はー・・・芝居以外の部分で、稽古中の雰囲気だったりっていうのを盛り上げていければなって思ってます。
拳:具体的には?
森:ぐ、具体的に?(笑)
青:座長、さっきから具体的に聞きたがりますね。(笑)
拳:え、うん。だって聞きたいじゃん。(笑)
森:難しいなあ。いろんな人と話したりとか・・・全員と関わりを持っていきたいなって。役では絡まない人とかもいるじゃないですか。でも、一つの作品をつくる「座組」なので、紡ぐ役割になれればいいなー、とは思います。
青:僕は主役って初めてなので、特に「こーやって、あーやって、みんなをひっぱって」って言うのは考えてなくて、みんなから発せられたものとか、もらったものを力にして、この座組自体がいい方向に進んでいけばいいなって思っています。だから、僕個人でひっぱっていこう!みたいなのはないですね。
拳:なるほどね。
青:とりあえず今は、僕が「呑みに行くぞ!」って言ったら、キャストが全員呑みに行くようになることを目標にしています。
森:大事なやつだね。(笑)
青:大事だよね。(笑)

    見所は?

拳:今回の作品は、前回作品から5年後の話なんだよね。
青:そうですね。だから前作のキャラクターも半分くらいは出てきます。
拳:見所はやっぱり、主役のライかなぁ。
森:お。そうですか?
拳:そうだね。やっぱり前作からの変化とか・・・前作を見てくれたお客さんにはより楽しんでもらえるところだと思う。二人はここ見てほしい!!みたいなのってあるの?
森:僕個人としてはやっぱり、今作中でのライの変化ですかね。王として、男として、いくつも顔を持っている役どころになるので・・・。めっちゃ今苦戦してます。(笑)
青:僕もそこは見てほしいところですね。演出の浩之助さんの要望もすごく高いし、やりがいがすごくあります。
森:あと、殺陣ですかね。KⅢさんですし。(笑)
青:あぁ、そうだね。殺陣はもちろん見所です。(笑)
拳:俺も殺陣は見てほしいなって思う!あと音楽かな。
森:主題歌、超かっこいいですからね!
拳:そうそう。今回もかっこいい!旗揚げ公演から、主題歌・エンディング、あと、劇中に流れるBGMは全部ますこさん(TIDELAND)という方につくってもらってて、KⅢの作品としては欠かせない部分だからね。
青:KⅢさんのOPはすごく「始まった!」感がありますよね。
拳:ひとえに音楽隊長ますこさんのおかげです!(笑)あと、今回は制作部でもいろいろと試行錯誤しながら、考えてるみたいだから、舞台上だけじゃなく、HPとかも見てほしい部分でもあるかな。
青:なにかやるんですか?
拳:なんかアナログ劇団のハイテク部(笑)の青木がいろいろPCでやろうとしてるみたいだよ。
森:アナログ劇団のハイテク部(笑)
拳:うちの劇団員みんなPC関係とか弱いんだよー。
青:そうですね。稽古用の動画アップでもてんやわんやしてますよね。(笑)
拳:温かい目で見てやって。(笑)いろんな部分で劇団として進化してこうとしている作品になると思うので、いろんな部分を見てほしい公演です!

劇団KⅢ
『八重咲ク』
日程 > 11/4(水)~8(日)
E-mail > gekidan.k3.info@gmail.com

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