interview no.113  teamFrogMan
 


    自己紹介をお願いします!

(相澤)teamFrogManで作演出をしております、相澤祥子と申します!
(小澤)同じく音楽を担当しております、小澤時史と申します。
(小島)WonderHoneyで主役兼振付を担当しています、小島みゆきです。
(一同)よろしくお願いします!(一同拍手)

    teamFrogManとはどんなユニットですか?

(相澤)teamFrogManは、作演出 ・相澤祥子と音楽・小澤時史で、毎回プロデュース形式で俳優さんを集めてミュージカルやストレートプレイの公演をしている団体です。
(小澤)公演は今回4回目ですね。
(小島)私は最初も出たよ!今回で出演は3度目です!

    今回の再演は、どういったいきさつで決まりましたか?

(相澤)次何をやるかという話をしていたときに、もともと好評をいただいていたWonderHoneyが挙がりました。
(小澤)共通の友達のバイオリン奏者と中華を食べていまして(笑)、WonderHoneyがよかったと言われたので、再演しようかと。
(相澤)最後の背中を押したのはその子ですね。もうその場でじゃあやりますかってなったんだよね。
(小澤)ダブルキャストにするっていつ決まった?
(相澤)再演するからにはやっぱり同じじゃつまらないわけですよ。作品としてもブラッシュアップしたいから、初演の俳優さんに加え新しい俳優さんの力も借りたいと思って、思い切ってダブルキャストにしました。
(小澤)音響的にも、さらに理想を追求したいですね。これはほんとに理想だけど、やっぱり舞台でCDと同じことをやりたいっていうのはない?
(ふたり)ありますあります!
(小澤)生ものだし難しいけど、CDと同じ完成度に、プラス生の良さみたいなものを出したい。なるべくCDと同じ圧力は欲しいから。

    ミュージカル曲はどう作るんですか?

(小澤)演出からこういうテイストの曲っていう参考曲をもらって、それを咀嚼して書く。WonderHoneyは、特にオムニバス作品だから、お話ごとにいろんな色があるので、曲もいろんなジャンルを取り混ぜて書きます。だけど、わかりやすいメロディっていう軸は失わないようにしております。作詞はどうやってしてるの?
(相澤)セリフ歌で会話っぽい歌詞だと、ほとんどセリフを書くときと変わらなくて、歌詞にするときに言葉を選ぶ。まるまる一曲ソロの、抽象的な、気持ちを表す曲だと、たぶんポップス曲の作り方とあんまり変わらないんじゃないかな。曲の部分はとばして、先に作品をかいてから、後でゆっくりそこの部分だけ歌詞を書く。
(小澤)そうなんだ!そんな風に作ってるって知らなかった。作曲としてはそういう曲の方が書きやすいな。
(相澤)そういう曲が多いよね。半々くらい。
(小島)振付もしやすいよ。ダンサーって歌詞より曲で作る人が多くて。厚い音の曲が多いから、すごくいいバランスなんだと思う。
(相澤)もともと私がお芝居の前に踊りをやっていたからかも!けっこうヒップホップ系の曲とかも入れたがるよね。場合によっては、こういうシーンにしたいと思ったときに、こういう振りの踊りにしたいから、こういう曲にしようっていうこともある。


    今後の活動は?

(相澤)私たちも含めて、みんなこの団体を主軸において生活していないから、それこそ気まぐれでやっていて。4回目にしてなんとなくわかってきたのが、1年とちょっと空くってこと
(一同)(笑)
(相澤)それがおそらく私たちのペースなんだなと!先が長いけど、それくらい空いた方が、何か新しさが絶対にある。1年半くらいいろんな現場で作品に触れて帰ってくると、根底にあるテイストは変わってないんだけど、ちょっと変わってくるものがあるから。

    今作の主人公メアリーアンってどんな人?

(小島)自然と、関わった人の心に入ってく。初めて会ったのに、初めてじゃないみたいな感覚にしてくれる子っていうか。
(相澤)あんまりいないですね、そういう子。
(小島)放っとかれることもあるけど、それでもめげずに、ずっとちょこまかしてる。
(相澤)本当にそうで、脚本書いてるときもそうだった!もとは、カエルの王子様が人間に戻るためにいろんなところを旅をする話だったのが、ある日突然気づいたらメアリーアンという人になっていて。ぜんぶ話を勝手に作られたかのような速度で、脚本ができました。だから、私もはじめましてじゃないと思った!
(小島)メアリーアンって、基本、誰かを元気づける人じゃない?で、それに満足してまたどっかいっちゃう。それは自分の目的があるからなんだけど。
(相澤)寄り道が多いってことだよね。興味をもつと、首をつっこんでかき乱して、なんとかして、次!みたいな感じだよね。
(小島)放っとけないんだな、優しい子なんだと思う。
(相澤)自分で書いといてあれですけど、いい人ですよ。いい人っていうか、いたらいいなって思う。こうありたいとも思うし。
(小澤)でも無理に存在感を主張しないところが、安心するとこあるよね。ずっと主役ですってスタンスでいるわけでもないし。
(相澤)お客さんに感情移入してもらうっていうよりは、メアリーアンと一緒に旅をしてるような感覚を持ってもらえたら、理想なんだと思う。
(小島)メアリーアンの立ち位置に悩んでる時に、そう言われて、すごく楽になった!
(小澤)すごく心地いい時に話してくれるっていう感じがある。それは人も役も一緒だよね。
(相澤)基本的に私は当て書きだからね。でも、初演でメアリーアンはもう、みゆきのものになってるから。さっきから、3人で友達の話してるみたい。
(小澤)あいついいやつだよな!って感じで(笑)
(相澤)みんなに台本渡して、みんながそれを体現してお客さんの前でやったら、もう私のものではないからね。それが楽しかったりするよね、お芝居って!
(小島)だから続けるんだよね。
(相澤)ひとりじゃできないから、人とつくるから魅力があると思うなあ。



    みどころをおしえてください。

(小澤)この作品は、自分も初演のときに客席でみたことがあるんだけど、お客さんとしていいなあと思える作品なので。作品がよかったなと思ってもらえれば、それは同時に音楽も良かったということになるので、作品を楽しんでもらえたらいいなと。
(小島)ミュージカルを観たことない人も楽しめる、子供も、大人も、たぶんおばあちゃんも観て楽しめる、夢がある作品だと思います。全公演、怪我なく、素敵な世界をお届けできるようにがんばります!
(一同)是非、観に来てください!(一同拍手)



写真左から、音楽・小澤時史 主演・小島みゆき 作演出・相澤祥子


teamFrogMan
『WonderHoney~あの娘は、可愛い気まぐれ魔法使い~』
日程 > 4/2(木)~6(月)
URL > http://frogman.her.jp/

  4/2 3 4 5 6
12:00  
13:00    
16:00  
17:00
19:30