早稲田大学を中心に活動している、ミュージカルサークルです。上演する演目を決める段階から学生がプロデュースして、毎年９月・１２月・３月に本公演を実施しています。そのほかにも番外公演や新歓公演などを上演しています。今年度で創立１１周年ですが、１６０名を超える団員が所属しています。

  いいえ。インカレですので、いろいろな大学の学生、社会人が所属しています。セイレンは、年齢・性別・国籍不問です！

  国内外の既存のミュージカル作品や、オリジナル作品に挑戦することもあります。海外から版権を買うときには、英語で契約をしなくちゃならないので…。電話したり、契約書を書いたりは緊張しますね（笑）。セイレンが日本初演の作品もいくつかあるんですよ。

 たしかに、サークルというには少し規模が大きいですね（笑）。演出や振付には、プロとして第一線で活躍している方をお呼びして、ご指導いただくことも多くあります。

  そうですね。何よりたくさんのお客様に見ていただきたいという思いが一番大きいです。大学の施設では、制約がおおきかったりするので。劇場で上演するとなると責任感も生まれますし、学生だという甘えを捨てたいので。ちょっと、背伸びしすぎかもですが（笑）。

 やはり、学業との両立はいつも大きな課題ですね。舞台をやっているとどうしてもそっちのほうが楽しくなっちゃうので。でもみんな、なんとか時間をやりくりして両立していると思います。
  社会のこと、お金のことは、知らないことが多すぎて毎回本当に勉強になります。「これだけ入ってくる見込みのお金があって、黒字にするために、さあどうしよう」って、絶対に学校では教えてくれない実践的な勉強ですよね。
  本当に、毎日が勉強なんです。すべてがうまくいく公演なんてものは絶対になくて。
スタッフワークも、役者としても、準備期間から失敗をたくさん繰り返します。だから、それを支えてくださる周りの大人たちの存在はいつも感じてますね。愛していただけているというか。いろんな方たちが「大丈夫かー？」と少しずつ力をかしてくださる。そのおかげで、毎回成長していけるんです。

  実際、先輩方の中にはプロとして俳優や制作として舞台の道に進まれる方もたくさんいます。たくさんの方に力を貸していただいている分、その期待に応えなければと、毎回気持ちも引き締まります。

  最近セイレンではキャストの人数が３０人以上のグランドミュージカルを多く上演していたので、今回は趣向を変えて、少人数のオフブロードウェイミュージカルを上演します。メイオルコット作の「若草物語」を原作としたミュージカル、『LITTLE　WOMEN』です。南北戦争時代のアメリカを舞台に、４人姉妹が大人になっていく過程を丁寧に描いたお話です。

  将来の夢、恋愛、大人になることへの葛藤など、現代にも通じるテーマを等身大に演じているところだと思います。大学生にしか出せない瑞々しさをだしていけたらと思っています。

  すべてオーディションで選んでいます。今回のキャストは上級生を中心に実力ある役者がそろったと思います。

  そうかもしれないですね。一般の方にも十分に楽しんでいただける内容になると自負しております。

  毎回、本当にベストの公演を打つことで、「セイレンが打っている公演だから見たい」と思っていただける団体にしたいですね。今はやっぱり、役者の知り合いや友人がお客さんの大半を占めているので、一般の方々への認知度をもっと高めていきたいです。
  そして、何より、団体としての成長を止めないこと。学際だからこそ、挑戦する、攻める姿勢をずっと持っていきたいです。

 ありがとうございました。

次回公演 Seiren Musical Project 『LITTLE WOMEN～若草物語～』 日程 > 3/4(水)～9(月) E-mail > Send 公演詳細 > 公式HP   3/4 5 6 7 8 9 12:30           ● 13:30     ● ● ●   16:30           ● 18:30     ● ● ●   19:00 ● ●