ズバリ!作・演出の「夢麻呂」さんに聞いちゃいました!


 ズバリ!「MIKO-0512プロジェクト」って?

 昨年の夏に解散した「劇団YANKEE STADIUM 20XX」(1990年~)の解散後第2弾の個人プロジェクト公演です。第1弾は、座長を務めていました私夢麻呂メインのYUMEMARO-0629プロジェクト『ジングルベルストーリー』(2011年12月RABINESTにて上演)でした。今回は、看板女優MIKOがメインとなります。因みに「0512」というのは彼女の誕生日です。


ズバリ!「MIKO」ってどんな人?

 
劇団結成時から22年間在籍していた唯一のメンバーです。本職はダンサー・振付師で、全作品の振付を担当しています。舞台上では、コミカルな動きで「縦横無尽の子猿娘」という異名を持っています。私とのコント・漫才のパフォーマンスは、劇団の名物コーナーになっていました。





ズバリ!ベテラン女優「吉永こゆり」って誰?

 
2010年夏公演で、MIKOが本役とは別でワンシーンだけ演じたキャラクターです。高級なドレスに身をまとい撮影現場にやって来る銀幕のスター。映画には100本程出演しているらしく、我が儘で高慢ちきな女優です。あまりにもキャラが強烈だったので、同年クリスマス公演では、彼女をスピンオフしたコントを作りました。カメラテストで、台詞に合わせたBGMが流れるはずが、全く違う曲ばかりが続き・・・その度、軽妙に動く彼女の表現力に観客は大爆笑でした。年齢・出身等は不明ですが、今回は彼女の生い立ちや感情等、知られざる一面にスポットを当ててみました。
 
チラシの写真は、彼女のスター時代・少女時代・思春期をイメージしたものです。本番では、若干違うかも・・・。因みに、名前の一字違うあの大女優さんとは、一切関係がありませんので。





ズバリ!他にどんなキャストがいるのですか?

 
女性ばかりのダンサーが9名。主人公が女性なので、思い切って女性ダンサーのみで作品を創ることにしました。劇団出演経験多数のベテラン組には、彼女達一人一人の得意ジャンルを活かし、ポイント役となるダンスナンバーもあります。初参加の若手組は、フレッシュな顔ぶれが揃いました。実力や経験は少ないですが、個性的なメンバーです。また、物理的、技量的にどうしても無理な芝居シーンを、劇団のベテラン役者が友情出演してくれます。あくまでも役者としてですけど。


ズバリ!「演出ポイント&見どころ」は?

 
主演MIKOの「ダンサー」としての魅力を最大限に引き出す演出にしています。ストーリー、構成、楽曲、振付等、彼女と念入りに打ち合わせを重ね、彼女自身が何を表現したいかを一番に考え、組み立てました。全17ナンバーの殆んどを彼女が振付けし、彼女を含むダンサーがその意図をどれだけ表現できるかが見どころです。物語は「吉永こゆり」のみで進めていく構成にしました。ですので、主演のMIKOはほぼ出ずっぱり、踊りっぱなしになる訳ですが、そこで問題になってくるのが衣裳の早替えです。今回は、楽屋に戻るロスを減らす為、舞台上にキャストの鏡前を作ることにしました。しかも、隠すことなく、メイクや着替えの様子が見えるようにです。これもまた、舞台ならではのパフォーマンスの一つと捉えてください。


ズバリ!「心に桜 咲かせましょう」の意味は?

 
主人公は貧しい家庭に育ち、スターへの夢を抱き上京し、下積み時代を経て銀幕のスターへと成り上がります。まさに桜の花を咲かせる訳ですが、やがて時代の流れと共に名誉も仕事も失って行きます。しかし、本当に大切なものは何なのか?ズバリ!!一見バカバカしい物語の中にひっそりと隠された「吉永こゆり」からのメッセージです。まぁ、あくまでひっそりとですけど・・・。





ズバリ!「夢麻呂」さんは出演しないのですか?

 
残念ながら出演しません!演出に徹します!!私が出演すると主役を食ってしまうどころか、公演時間が延びてしまう恐れがあるからです。昨年のYUMEMARO-0629プロジェクト公演では、繋がりのある4本のオムニバスストーリーだったにも関わらず全ての主役を私が務めたばかりに、当初予定していた2時間を軽くオーバーした公演時間になってしまったのです。
 
今回はダンス公演ということで、ダンサーメイン。しかも3日間で5公演というハードスケジュールなので、休憩を含め1時間30分で収めるのが目標です。(因みに1時間30分の作品なんて作ったことがないのですが。夏公演に至っては前半だけで1時間半かかります。)
 
なので、今回に限り・・・ちょっと待て・・・それでいいのか?

悪魔「お前が出演しなくて本当に面白い作品になるのか?」
悪魔「お前が出演すればもっと面白い作品になるんだろう?」
悪魔「お前、本当は出演したいんだろ?舞台に立ちスポットライトを浴びたいんだろ?こそっと出演シーン考えてんだろ?」

 ということで、只今、自分の中の悪魔と対決中であります。状況的には敗北の様相であり・・・。やっぱり、おいしく出演するかな・・・。「ズバリ!出演するな、こりゃ。」


ズバリ!読者の皆さんへの「メッセージ」を。

 
少し真面目に語っちゃいましたが、何だかんだで解り易く、楽しんでもらえる「That’s娯楽エンターテイメントショー」です。「生きる勇気と希望」をテーマにしているところは今までと何ら変わりはありません。ありきたりのダンス公演とは全く違う作品です。よく御存知の方も全く知らないという方も、気楽に観に来てください!そこには必ず、迸る汗で躍動するパフォーマーの姿があります。そして皆さんは、そのパワーに惜しみない拍手を送ることになるでしょう!これだけは自信を持って言えます。

「あなたの心に、桜、咲かせてみせましょう!」


夢麻呂さん、インタビューありがとうございました!





■ MIKO-0512プロジェクト
『DANCE MUSICAL SHOW 「吉永こゆり」物語 ~あるベテラン女優の軌跡~』 会場/d-倉庫


【タイムテーブル】
2012年4
13日(金)
14日(土)
15日(日)
13:00
14:00
18:00
19:00


【チケット料金】
前売一般 ¥3,500 前売高校生以下¥3,000
当日    ¥3,800 

【チケット取り扱い・お問い合わせ】

オフィスGoing to Nuts 03-3319-3567(10:00-18:00) / 090-9390-9462(公演当日のみ)


MIKO-0512プロジェクト」Website