「座◎葉隠」の主宰、山田直樹さんにお聞きしました!


 「座◎葉隠」について教えて下さい。

 元々僕らの始まりは、役者仲間の殺陣の勉強会だったんです。一年くらい経った時期に、何か発表会みたいな事をやりたいね、と。そこでプロデュース公演やって、それが1994年ですから、17年になります。“チャンバラ・エンターテインメント・シリーズ”と銘打って、ドラマの中に笑いと殺陣・アクション、映像や特殊効果までもを取り入れた、若い世代から年配の方まで楽しめるエンターテインメントを目指しています。





エンターテインメントに拘る理由は何ですか?

 
舞台と一緒にお客さんが、笑って、泣いて、興奮してっていうのをやりたいんですよ。これは僕が旅公演のミュージカルの仕事で全国廻っていた時の経験なんですが、人口二千人くらいの村に行った際、お爺ちゃんお婆ちゃんから子供達まで開場の二時間くらい前から座布団持って行列作って楽しそうに待ってるんですよ。で、開演したら食い入る様に観てくれて。終演後の送り出しではお爺ちゃん達が真っ赤な目をして、役者達の手を両手で握って「良かったよ!また来てね、また来てね!」って言って。その時思ったんですよね。「ああ、僕にとっての芝居ってこれだな!」って。だからウチの芝居は単なる娯楽でいいんです。お金を払って、さらにお金より大事な時間を使って観に来て下さるお客さんに、観終わった後、どんな意味であっても「ああ、面白かった。」って言って貰えるのが一番の喜びですね。

時代劇、というジャンルを選んでいる理由は何でしょうか?

 
勿論僕らの売りである殺陣・アクションが最大限生かせる、というのもありますが、要は元々僕が時代劇が大好きだからですね。セリフの音も美しいですし。もう一つには、人間の生の感情がもっとも出やすいのが時代劇だと思うんです。今と違って“死”が常に隣合わせですしね。思いっ切り喜び、怒り、哀しみ、怒る。結局のところ“喜怒哀楽”が一番お客さんの心を動かしますよね。





今後の展開を教えて下さい。

 
今劇団的には旗揚げから第三期を迎えた、と言ったところでしょうか。多くの仲間も増え、今まで積み上げて来た世界観にもっと様々な事をプラスして、もっともっと楽しめるエンターテインメントを創って行きたいですね。殺陣・アクションも、おバカネタも、映像も、特殊効果も、もちろん芝居自体も。何せ目指すのは“大人の為のヒーローショー”ですから(笑) 

山田さん、インタビューありがとうございました!





■ 座◎葉隠
『戦国幻妖譚~黒鎧鬼』 会場/d-倉庫


【タイムテーブル】
2012年1
26日(木)
27日(金)
28日(土)
29日(日)
13:00
15:00
17:00
19:00

【チケット料金】
前売¥3,000 当日¥3,200 (日時指定・全席自由)

【チケット取り扱い・お問い合わせ】

制作部 Tel:090-2300-7648

座◎葉隠」Website